教育訓練支援
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周辺視目視検査法の進め方と実施法

本セミナーでは、周辺視目視検査法の基礎から解説し、外観目視検査を精度よく実施するための見逃し根絶、検査員の習熟、検査生産性向上のポイントを解説いたします。
キーワード:「不良探し」から「良品の確認」へ
      「中心視」「凝視」「走査眼球運動」から「周辺視」「瞬間視」「衝動性眼球運動」へ
      「固定して凝視」から「良い作業リズム」へ

開催日程 :終了/次回開催待ち
開催形式 :当社セミナールーム、オンライン(Zoomライブ受講)
      ※見逃し配信、での開催はありません

講師   :周辺視目視検査研究所 代表 佐々木章雄 氏


■講座の趣旨
従来の目視検査では、集中して欠陥を探す「不良探し」が一般的な指導方法でした。しかし、これが不良の見逃しが減らない、無くならない大きな要因だったのです。
講師は、永年にわたりベテラン検査員の動作分析および動作では見えない部分の機能分析を行ってきた結果、『周辺視』、『瞬間視』、『衝動性眼球運動』という視覚システムを活用して、「良品の確認」と「リズム」で検査を行っていることを解明しました。
また、光源の種類や強度を最適化することで、出来高を挙げながら見逃しを無くす効果が得られています。さらに、検査員の疲労低減、環境の改善・向上も図ることができました。
本セミナーでは、本検査法の原理や導入方法、改善効果などについて、事例を交え、わかりやすく解説します。


■受講後、習得できること 
◆周辺視目視検査法の理解
◆周辺視目視検査法の導入方法
◆製品に最適な光源や動作の理解

 

■プログラム内容
1.“周辺視目視検査法”の理解
(1)従来の目視検査の問題点(検査員の適性はない!)
(2)大脳視覚システムの機能の理解と限界
(3)「周辺視目視検査法」展開の5つのポイント
 ①「不良品探し」から「良品確認」へ
 ②「中心視力(凝視)」から「周辺視力・瞬間視」へ
 ③「走査眼球運動(滑動性眼球運動)」から「衝動性眼球運動」へ
 ④「固定して凝視」から「よい作業リズム」へ

2.“周辺視”目視検査法の導入ステップ
(1)原理の正しい理解
 ●周辺視目視検査法は、大脳視覚システムの疲労を軽減する
(2)品限度見本の作成
 ●「視覚」記憶の作りこみのために現物で訓練をする
 ●正確な見え方の訓練
(3)最適なハンドリング
 ●1日中作業をすることを考慮したリズミカルな動作の構築
(4)作業姿勢の最適化(正しい姿勢)
 ●リズムが良いと疲労の少ない正しい姿勢になる
(5)導入訓練手順

3.見逃しの原因となる検査対象物と光源(検査用照明)の関係
(1)明るいほど見易いか? 見逃しは少なくなるか?
 ●明るすぎると、目の感度が低下することにより、発見能力が低下する
(2)検査用途ごとの光源の種類と適用方法
 ●平行光、拡散光、透過光の正しい使い方で眼精疲労は大きく改善する
(3)単純な見逃しに多い「明順応」と「暗順応」
 ●一つの製品で起きる明順応による見えない部分の発生
(4)LED光源の問題点
 ●青色光の“副作用”を知る
(5)作業リズムのフロー効果
 ●リズムの良い作業は1日の後半ほどパフォーマンスは高い

4.実践事例の紹介 ※タイの部品メーカー、国内メーカーでの適用事例 など


【講師のプロフィール】
佐々木 章雄 氏

1970 年日本 IBM 藤沢工場入社以来、IE(インダストリアル・エンジニアリング)業務に従事、1998 年に動作分析と機能展開技術で検査作業の分析を行い「周辺視目視検査法」を作り、2004年にIEレビュー誌に投稿し、2006年に同誌に1年間の連載をした。
2004 年に、早期定年退職し中国企業で IE の指導を行っていた。その後、㈱日立グローバル・ストラテジーズの海外量産工場にて生産性向上の指導後、2012年に退職。
現在は大学の先生や一般企業の方々と「周辺視目視検査法」の研究活動、セミナー講師やコンサルタント活動による普及活動を行っている。

 

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