デジタルヘルス
Digital health

「米国eHealthジャーナル」最新号のご案内
 ~ 第70号 ( 2022年8月9日 発行 )~

ジャーナル70号のトピックは、デジタルセラピューティクス DTx の Sidekick (乳癌)、Twill (多発性硬化症)、Swing Therapeutics (線維筋痛症)。JMIR論文(デジタルヘルス開発の臨床的堅牢性) 、など

■SidekickとEli Lillyがデジタルセラピューティクスの開発で提携
乳癌患者向けの統合ソリューションをドイツで7月に提供
複数の大手製薬各社と提携するSidekick Health社は、新たにEli Lillyと提携し、同社の乳癌治療薬を使用中の患者を対象にデジタルセラピューティクスの提供を開始することを発表した。

■BiogenとHappifyがデジタルセラピューティクスの検証で提携
多発性硬化症患者のウェルビーイングを支援するデジタル疾病管理プログラム
デジタルセラピューティクスのHappify Health社(Twill に社名変更)がBiogen社と提携し、多発性硬化症(MS)患者の、生活支援への有効性を検証することを発表した。

■Merck、医薬品発見・開発技術の育成に向けたプログラムを創設
人工知能(AI)と機械学習(ML)アプリケーションの開発企業にフォーカス
米Merck社は、新たに創設したアクセラレータープログラム「Merck Digital Sciences Studio」を通じて、デジタルヘルスおよびバイオテクノロジー分野のスタートアップの上市を支援する。

■FDA、「患者中心の医薬品開発」で第3弾ガイダンス案
目的に合致した臨床アウトカム評価の活用を支援
「患者中心の医薬品開発」の実現に向けた医薬品開発業界向けのガイダンス案で、臨床試験における患者の声を適切に補足できるデジタルヘルスの可能性をFDAが指摘した。

■Socially Determined、シリーズB投資ラウンドで2,600万ドルを調達
健康の社会的決定要因への対処を支援する技術プラットフォーム
社会的な健康格差の解消に向け、ヘルスケアデータの分析技術を提供するSocially Determined社がシリーズBラウンドで資金調達を実施し、各ステークホルダーの支援を強化する。

■デジタルヘルス・ユニコーン企業のRo、大規模人員削減へ
世界の新興テクノロジー企業が試練に直面
男性向け「Roman」、女性向け「Rory」など、テレヘルスと通販薬局サービスを提供するRo社は、大規模な従業員の一時解雇を実施するニュースが報じられている。

■Swing Therapeutics、シリーズA投資ラウンドで1,030万ドルを調達
線維筋痛症を適応症とするDTx候補の開発を加速
デジタルセラピューティクスのSwing Therapeutics社はシリーズAラウンドで資金調達を実施し、線維筋痛症を適応症としたDTx候補の開発を加速する意向を明らかにした。

■デジタルヘルス・スタートアップ企業の臨床的堅牢性は依然として低い
自社製品を差別化する大きな機会が依然として存在
JMIR掲載の研究論文によれば、デジタルヘルス製品の増加に反し、臨床試験の完了、FDへの申請で評価される堅牢性が低い傾向が見られ、差別化機会となり得ることが判明した。

LSMIP 米国eHealthジャーナル70号

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「米国eHealthジャーナル」とは
米国や世界各地で刻々変化している、デジタルヘルスに関連する行政・産業・サービスの情報をまとめた、サブスクリプション型のオンライン情報誌です。「月間米国バイオビジネス」、「米国製薬業界週報」を発行するニューヨーク拠点のMSA Partners社と共同執筆し、隔週で発行しております。

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