デジタルヘルス
Digital health

「米国eHealthジャーナル」のご案内
 ~ 第58号 ( 2022年1月25日 発行 ) ~

 

ジャーナル58号のトピックは、DTxのPear Therapeutics、Mightier。AIチャットボットのAda Health、Babylon。Tempus(プレシジョン医療)、Recursion(AI創薬)、、Amazon(高齢者見守りサービス)、など

■ Bayer、AIドクター開発企業のAda Healthと提携
症状に応じてユーザーをOTC薬によるセルフケアに誘導
患者から得た情報を元に健康相談を提供するAIチャットボットサービスの独スタートアップ Ada HealthがBayerと提携し、AspirinなどOTC医薬品のサイトから利用出来るようになったことを発表。

■ Janssen、Tempusとの既存提携を拡大
癌分野におけるプレシジョン・メディシンを推進
AIによるプレシジョン・メディシンで患者アウトカムの改善を目指すシカゴ拠点のスタートアップTempusが、Janssenと提携を強化して複数年契約を締結することを発表した。

■ RocheとGenentech、AI創薬企業のRecursionと提携
神経科学と癌分野で新規標的を迅速に特定
AI創薬のRecursionが、Bayerとの線維性疾患分野における提携を強化した一方、Roche、米国子会社Genentechと新規提携して神経科学と癌分野における新規標的物質の特定を推進する計画を発表した。

■ Pear、SPACとの合併完了によりNasdaqに上場
デジタル・セラピューティクス企業のパイオニア
処方箋デジタルセラピューティクスを開発する老舗Pear TherapeuticsがSPAC経由で米NASDAQ市場へ上場し、マーケットアクセスを強化、および新規候補の研究開発を加速する。

■ Babylon、ルワンダにAI基盤のデジタル・トリアージツールを導入
同国皆保険システムのデジタル化を加速
21年10月にSPAC経由で米NYSE市場へ上場した英国拠点のBabylonが、ルワンダ皆保険システムのデジタル化促進へ向けて、AI基盤のトリアージチャットボットを導入した。

■ ケアセッティングの嗜好調査、対面診療に軍配
バーチャル診療はコスト意識の高い消費者で人気
21年3月に実施された聞き取り調査で、テレヘルスによるバーチャル診療よりも対面診療を好む傾向が強いことが、JAMA Network Openに掲載された調査結果で明らかとなった。

■ Amaonが高齢者の見守りサービス「Alexa Together」を提供
転倒検知技術についてVayyar およびASTと提携
「Care Hub」の後継となる、高齢者向け見守りサブスクリプションサービス「Alexa Together」開始がAmazonから発表された。高齢化が加速する中、エイジテック市場への注目度が増している。

■ Mightier、シリーズB投資ラウンドで1,700万ドルを調達
バイオフィードバック基盤の小児向けビデオゲーム
バイオフィードバック基盤のビデオゲームをデジタルセラピューティクスとして開発するMightierが資金調達を実施し、民間保険を介した患者へのリーチを強化する計画が発表された。

LSMIP 米国eHealthジャーナル 58号

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「米国eHealthジャーナル」とは
米国や世界各地で刻々変化している、デジタルヘルスに関連する行政・産業・サービスの情報をまとめた、サブスクリプション型のオンライン情報誌です。「月間米国バイオビジネス」、「米国製薬業界週報」を発行するニューヨーク拠点のMSA Partners社と共同執筆し、隔週で発行しております。

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