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オープンセミナー
GMP/GQP/GDPを踏まえたQA担当者養成講座

GMP、GQP、医薬品の品質保証(QA)、ICH、PIC/S GMP、製品回収リスク、GMP監査

概要 QA担当の役割は適切に判断を行うこと、それには経験が必要となります。
講師の実体験からQA担当者としての『品質課題の判断力』を習得しましょう
講師 株式会社ミノファーゲン製薬
顧問 脇坂 盛雄 氏
開催日 2025年06月10日(火)~2025年06月11日(水)
開催形式 当社セミナールーム / Web(Liveオンライン配信)/アーカイブ配信

※クリックして即申込にはなりませんので、
ご安心ください。

講座のポイント

紅麹の機能性食品での健康被害が大きな問題になっている。食品ではあるが、摂取した方で亡くなった90名以上について死亡との関係が調査されている。QAのレベルが著しく低下しているのを痛感する。このケースをQAとしてもケーススタディとして取り上げ、どこに問題があったかを検証することで、今後のQAとして学ぶこと、やるべきことを確認した。
今も多くの製造所でGMP不備と製造販売承認書との齟齬により、製品回収、改善命令、行政処分が次々と起きている。第三者委員会の報告を見ていると組織長も含めたQAとQCの力が低下しているのを感じた。この力をつけるには、他社の多くの失敗事例からの学びが必須である。GMP基礎知識やレギュレーションも実際の失敗事例から理解を深めることができる。先ずは知ることである。
本セミナーは多くの実際の失敗事例からGMPの基礎や品質トラブル防止、問題発生時に影響を最小限にするマネジメント方法を学べるようにしている。資料も多く、先ずはこの資料を鏡として自分の知識レベルをご確認いただき、足らないところを知り、そして学ぶきっかけにしていただきたい。問題のあった製造所ではQAが機能していないとの指摘を受けている。実際QAがもう少ししっかりしていれば会社の倒産や行政処分などを防げたのではないかと思う。これまで以上にQAの能力が問われている。
また、最近出された改善命令では試験をせずにデータの偽造があった。これだけ問題になっているのにいまだに偽造が起きているのは、間違った品質文化が代々引き継がれている可能性もある。それをQAは正す必要がある。製造販売業と製造業のQAでは基本は同じであるが、違うところもある。GQPとGMPの違いだけでなく、製造販売業のQAは委託先管理や製造販売承認書の記載に関係する変更管理がより重要になってくる。本セミナーでは両方のQA担当者に必要な知識をカバーしている。先ずはGQPとGMPの概略を学び、どういう点に注意を払いながら品質保証を行うかについて説明を行う。ICH品質トリオ(Q8、Q9、Q10)とのかかわりについても学ぶ。また、PIC/S GMPで求められる品質保証体制の構築についても解説していく。品質保証責任者として8年間、工場での品質管理/品質保証経験10年間、本社品質保証業務に30年携わってきて得た知識と経験から、具体的な事例を紹介しながら品質保証で身につけたい知識&問題発生時の対処法について伝えたい。
また、GMPで課題になっている無通告査察、データインテグリティ、FDAが最近言及しだしたQuality Culture、2022年GMP事例集の主な変わった/追加についても述べる。ぜひ、事前にまたは当日ご質問をお伝えいただき、実務で困っていらっしゃることに対して、30年QC&QAに携わってきた者ならどう対処するかをお尋ねいただきたい。それを通して品質保証の考え方を具体的に身に付けていただきたい。まずはご自分のQAとしての力を上げていただきたい。

講座で習得できること
  • 医薬品の品質保証の全体像を知る
  • GMP/GQPの概略を知る
  • GMPとGQPの違いを知る
  • 品質保証の考え方/注意すべき点を知る
  • 製品回収&欠品リスク対応を学ぶ
  • QA担当者としての基礎知識を身に付ける
  • GDPを知る
  • GMP省令改正案の骨子
  • 無通告査察
  • データインテグリティ
  • Quality Culture
講座の内容 (一部抜粋)
  1. GMP/GQP法令の位置づけと他の規則との関係
  2. QA担当者として身に付けておきたい基本的な知識
  3. GMPとGQPの違い
  4. PIC/S-GMPガイドラインの6つのギャップ
  5. QAとQCの業務範囲
  6. 品質保証体制の構築
  7. 委託先の管理
  8. 変更管理の対応
  9. 原薬/原料/資材の供給者管理
  10. 製品回収などの緊急時の対応応
  11. 年次製品品質照査の実施
  12. 逸脱管理
  13. CAPA(是正予防措置)の仕組みとSOP
  14. OOS/OOTの管理
  15. GMP監査
  16. 製造販売承認書の軽微変更/一変申請対応
  17. 製品回収のリスク/欠品回避
  18. PIC/S GMPガイドラインの全梱の同一性確認の対応
  19. 安定性モニタリングの対応
  20. GDP/流通段階の保証
  21. GMP省令改正
  22. 医薬製造所での品質トラブル事例
  23. QAマネジメントスキルスキルを身に付ける
  24. 品質を保証するために(じほう社&CM PlusのGMP Platformメルマガ)
  25. 経営層に求められていること
  26. 教育訓練と風土創り(FDAのQuality Culture)

詳細は、GMP Platform セミナー詳細ページでご確認ください。