CM PLUS.株式会社シーエムプラス CM PLUS.

エンジニアリングコンサルティング 薬事規制からQMS・GMPコンサルティングまで。異業種参入の高い障壁を噛み砕いたコンサルティングで支援。 五稜化薬株式会社 様 2017/07/06

左側から、
五稜化薬株式会社 代表取締役社長 丸山 健一 様
五稜化薬株式会社 取締役 山内 英作 様
株式会社シーエムプラス 代表取締役会長 冨樫 経廣
株式会社シーエムプラス シニアコンサルタント 佐野 光彦(※五稜化薬様への支援を担当)

株式会社シーエムプラスは、五稜化薬株式会社様の体外診断用医薬品開発を支援しております。今回、同社代表取締役社長の丸山健一様、取締役の山内英作様に、弊社サービス導入の背景や、サービス導入後の効果についてお話を伺いました。

  • 丸山 健一 様
    五稜化薬株式会社
    代表取締役社長
  • 山内 英作 様
    五稜化薬株式会社
    取締役

1 共感が繋ぐ、プロジェクト遂行

冨樫
丸山社長とお話しできる機会を楽しみにしておりました。早速ですが、まずお伺いしたいことは、コンサルティングを必要とした背景と、弊社をビジネス・パートナーとして選定頂いた経緯です。
五稜化薬丸山様
弊社は、2010年創業の蛍光色素試薬専門メーカーで、近年その技術を活かし、体外診断用医薬品の開発に着手いたしました。その開発及び製造過程において品質管理システム(以下QMS)の確立が必須です。また、同時期に本社社屋の移転に伴う製造施設の拡充においてもQMSに従った設備投資が必要となりました。新規分野への参入にあたりQMSの構築は未経験分野で、担当社員も若く、更に省令の解釈自体も難解であることから、それらを実践的にサポートして頂けるコンサルティング会社が必要であると考えました。その際、弊社の薬事担当役員でもある山内がCM Plus様の契約コンサルタントであったことから、CM Plus様の実績並びに能力をよく知っており、今回の今回の委託に至ったものです。
冨樫
山内様に繋いで頂いたご縁ですね。ご縁といえば、御社Webサイトに掲載されている「五稜十則」は、御社の在り方を示すメッセージかと思いますが、弊社も創業十周年を機に「mission」として企業メッセージをまとめました。この二つのメッセージを比べると、両社は似ているのでは?と感じますが、いかがでしょうか?
五稜化薬丸山様
仰る通り、表現は違っても、同じ方向を向いていますね。共感できます。
五稜化薬山内様
この共感、というのは重要なポイントですね。今回のコンサルティングが上手く行っているのは、相互理解、つまり共感が根底にあり、私たちの会社の規模や実情に合ったオーダーメイドなコンサルティングであったことから、コンプライアンスを満たしながらも窮屈でないQMSを構築することが出来たと考えます。
また、経験豊富なコンサルタントの皆様のご指導により、弊社の若い社員が積極的に参画し、自ら考え、工夫していくことも身につきました。

五稜化薬株式会社 “五稜十則”

株式会社シーエムプラス “Our Mission”

2 なまら光る人財が揃っています

佐野
何より社員が素晴らしい。若い人たちが、仕事を”自分事”として捉えている。白いキャンパスに綺麗な絵を描いている感じで、教え甲斐がありますよ(笑)。
五稜化薬丸山様
白いキャンパスに絵を描いていく。まさに、これが私たちのビジネスです。日本初のことを切り開きながら進んでいるので、当然、道内では他には無い仕事です。小粒でも強烈に発光しますよ!そういうビジネスですので、常に新たな情報のインプットも必要ですが、弊社の社員も教えられることに飢えているところがあり、素直に吸収できているのでしょう。品質方針を作成した際は、佐野さんのアドバイスで常に携帯できるカードにして社員全員に持たせましたが、提示した翌日には、若手社員は暗記していてビックリしました。
冨樫
ユニークなビジネスを手掛ける、というのは、やはり共感できますね。私たちも、規模ではなく、ユニークさで勝負する会社です。
五稜化薬丸山様
”決めてから実行が早い”のも、両社の共通点ですね。
佐野
それから御社は社内コミュニケーションも良いですね。フランクな文化ですが、丸山社長の雰囲気そのままですね。
五稜化薬丸山様
社長の立場で、現場の研究者と距離を感じたこともありました。私が思うメッセージの100%が社員に伝わっているわけではなかったのです。これは良くない、と考え、社内コンパを実施したり、社員のご家族とも触れ合う機会を設けています。
冨樫
オフィスの雰囲気もいいですね。丸山社長の席には自転車が置いてありますね。自転車通勤ですか!
五稜化薬山内様
アクティブなのはいいのですが、、、丸山はトレイルランが趣味で、一人で山に入ることもあるので、社長の丸山がヒグマに襲われることが、弊社の一番のリスクですよ。

3 異業種参入に助かる、噛み砕いたコンサルティング

五稜化薬山内様
最初の丸山の説明の通りですが、我々は蛍光色素試薬から体外診断用医薬品という異業種に参入しました。当然、薬事規制という壁があるわけですが、この高い壁を、わかりやすく、噛み砕いて説明頂いていることが本当に助かっています。マネジメント層にも説明しやすいということ、また目標へのロードマップ作成と進行管理が、異業種参入組に嬉しいサービスであると感じます。
冨樫
ありがとうございます。我々は、工場の建設プロジェクトに関わる、エンジニアリングサービスを提供しておりますが、そこで培ったプロジェクトマネジメントの技術が強みの一つです。
五稜化薬丸山様
今後は、体外診断用医薬品のみならず、体内診断用医薬品の製造においてGMP対応も必要となることから、これからもご指導賜りたいと考えます。
冨樫
佐野は、QMSとGMPを両方経験し、知っている珍しいコンサルタントです。これからも、お任せください。
佐野
北海道の四季の移ろいと、美味しい食事をこれからも楽しみます(笑)。
冨樫
最後になりますが、御社の強み、今後の事業展開について、お聞かせください。
五稜化薬丸山様
バイオベンチャーには珍しい自社開発、製造、販売の小回りが利く環境と何より社員の平均年齢も若く、柔軟な発想とチャレンジ精神が強みではないかと考えます。
弊社は、引き続きライフサイエンス領域への蛍光試薬の供給と今後、医療分野においては体内、体外診断用医薬品をナビゲーションドラッグとして継続的に開発し、外科手術の革新に貢献したいと考えます。
冨樫
このような会社と一緒に歩めることを嬉しく思います。本日は、ありがとうございました。

企業情報

商号 五稜化薬株式会社
設立 2010年7月16日
事業内容 機能性色素の販売
機能性色素の受託合成
機能性色素を用いた診断薬開発
本社 札幌市中央区北8条西18丁目35番地100 エアリービル5階
代表 代表取締役社長 丸山 健一

五稜化薬株式会社様 お取り扱い製品/サービス

pH応答性蛍光プローブ
カルシウム応答性蛍光プローブ
グリコシターゼ応答性蛍光プローブ
Halotag®蛍光リガンドシリーズ
プロテアーゼ応答性蛍光プローブ
iPS・ES細胞応答性蛍光プローブ
超解像イメージング用蛍光プローブ
金属イオン応答性蛍光プローブ
一酸化窒素(NO)検出用蛍光試薬
低酸素応答性蛍光プローブ
活性酸素種応答性蛍光プローブ
五稜化薬(株)オリジナル蛍光色素シリーズ
蛍光プローブ受託合成
小型蛍光イメージング装置

五稜化薬株式会社様
コンサルティングにおけるCM Plusの役務

【製造販売業者ならびに製造業者要件の整備】
【QMS整備構築コンサルティング】

1.QMS教育
2.QMS組織設計支援
3.文書作成支援
4.設計開発見直し
5.リスクマネジメント
6.供給者管理支援
7.技術移管支援
【その他、お客様の状況に応じて、必要となるコンサルティングを臨機応変に対応】

注:インタビュー記事内に掲載の情報はインタビュー当時のものとなります。

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