ISPEの隔月発行機関誌である「Pharmaceutical Engineering」(2024年11・12月)に当社社員・後藤・田原・井上・蓮沼の寄稿記事が掲載されました。
東南アジアにおける製薬工場を脱炭素化するうえで、GMPの観点からのハザード特定とリスク評価を実施しつつ、二酸化炭素排出量削減の取り組みを紹介しております。
記事概要
表題 | 「Decarbonizing Pharmaceutical Manufacturing Facilities for Drug Products’ Carbon Footprint Reduction」 |
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寄稿者 | 株式会社シーエムプラス 海外戦略室 室長 後藤 孝一 株式会社シーエムプラス シニアアドバイザー 田原 繁広 CM Plus Singapore コーポレートオフィサー 井上 義之 株式会社シーエムプラス 空調カーボンニュートラルエンジニア 蓮沼 英樹 |
記事概要(抄訳) | 医薬品の二酸化炭素排出量を削減することは、経営上の責任となっています。本稿では、東南アジアの医薬品製造施設における二酸化炭素排出量削減の取り組みについて、その要点、実際の方法、実例を紹介します。 一般的に医薬品製造施設では、エンジニアリングの観点から特定されたエネルギー効率改善案について、GMPの観点からのハザード特定とリスク評価を必ず実施し、必要な対策を検討する必要があります。状況によっては、提案された改善案が効果的または実行可能ではない場合もあります。そのため、医薬品製造プラントからの二酸化炭素排出量を削減するには、一般的な施設と比較して多くのハードルがあります。一例として、東南アジアの医薬品製造現場の脱炭素化に向けた取り組みについて、主なステップを交えながら説明します。また、本稿では、SDGs(持続可能な開発目標)の持続可能性の観点についても言及しています。 カーボンフットプリントの削減計画には、製造施設のライフサイクルを考慮する必要があります。本稿が医薬品製造プロセスのカーボンフットプリントのさらなる削減に役立つことを願っています。 |
◆「Pharmaceutical Engineering」(2024年11・12月)の詳細はこちら
https://ispe.org/pharmaceutical-engineering/november-december-2024/decarbonizing-pharmaceutical-manufacturing
◆ISPE機関誌「Pharmaceutical Engineering」
「Pharmaceutical Engineering」は、ISPE(国際製薬技術協会)が発行する専門機関誌です。
ISPEは、1980年に米国で誕生した世界90カ国に22,000名の会員を有する、ライフサイエンスの製造などに関する非営利教育ボランティア団体であり、2カ月に一回医薬品および医療機器の研究、開発、製造に従事するISPE会員向けの技術専門誌を発行しています。
すべての技術的内容は、専門家による査読を受けており、内容は実用的な記事、ケーススタディ、持続可能性などが含まれます。