米国eHealthジャーナル」のご案内
～ 第79号 ( 2022年12月27日発行 )～
ジャーナル79号のトピックは、Yes Hearing社(聴覚障害)、SK Biopharmaceuticals社(てんかん発作監視)、Epitomee Medical社(肥満治療カプセル)、テレヘルス(リプロダクティブ･ヘルス/ライツ) など
■てんかん患者のゼロ発作を目指す韓国製薬企業、CES 2023に出展
SKグループ；抗てんかん薬「Cenobamate」とデジタル技術との連携
韓国第２位の財閥SKグループの製薬企業SK Biopharmaceuticals / SK Life Scienceが、てんかん患者のゼロ発作を目指して開発したウェアラブル機器「Zero Glasses」、「Zero Wired」をCES 2023で展示する。
■イスラエルEpitomee社、肥満治療の経口カプセルを開発
満腹感を持続させ、減量へ
新型コロナ禍で患者が大幅に増加した摂食障害。イスラエルのEpitomee社は胃内で変形して満腹中枢を刺激するカプセル技術を通して、過体重や肥満症の新治療法開発を目指している。
■Sanofi、Insilico Medicineと戦略的研究で提携
「PHARMA.AI」のライセンス供与で最大規模の契約
グローバル製薬トップ20社の約半数にAI創薬プラットフォーム「PHARMA.AI」を提供する香港発のInsilico Medicine社が、新たにSanofiと過去最大規模の提携を実施した。
■聴覚技術企業Yes Hearing、シリーズA資金調達ラウンドで1,000万ドルを調達
新規DTC事業の成長と規模拡大を目指す
聴覚障害者向けのオンラインプラットフォームとテレヘルスによる在宅ケアを提供するYes Hearing社が資金調達を実施し、OTC補聴器を含む消費者直販事業を強化する。
■Verily、2型糖尿病管理アプリの 研究成果を報告
重篤患者で特に大きな数値の改善を達成
Alphabet子会社のVerily社が、バーチャル慢性疾患ケア･プラットフォーム「Onduo」の研究結果を発表し、特に重篤な２型糖尿病患者で良好な転帰が得られたことを発表した。
■テレヘルスを利用して中絶薬の処方を求めるケースが急増
連邦最高裁判所による、女性の人口中絶権を認めた判例破棄の影響
人工妊娠中絶を憲法違反と判断した連邦最高裁判所の結論から、経口中絶薬の処方にテレヘルスが支持されている社会状況が明らかになった。
■テレヘルスによるフォローアップは、ED再受診を増加させる
UCLAの研究者らによるレトロスペクティブ・コホート研究
救急治療の受診後に、テレヘルスによるフォローアップを利用した患者群は、対面診療によるフォローアップを受けた患者群と比較してED再受診率が高い研究結果が明らかとなった。
■Color HealthがMood Liftersを買収
グループベースのメンタルヘルスケア提供へ
一般消費者や雇用主向けに疾病関連リスクを評価する遺伝子検査やカウンセリングを提供するColor Health社が、グループベースのメンタルヘルスケアを提供するMood Lifters社を買収した。
■Teladoc、2022年第3四半期決算を発表
純損失の縮小を受けて株価が反発
テレヘルスのTeladoc社は、米国内およびグローバルでの売り上げが増加し、買収したLivongo社ののれん減損処理による純損失が縮小に転じたことを、第3四半期決算発表で明らかにした。
■Brightline、従業員の20％をレイオフ
小児およびティーンエイジャー向けのデジタル・メンタルヘルスケア
Brightline社は、問題を抱えた小児およびティーンエイジャーとその親および介護者を対象として、バーチャル・コーチング・プログラムを提供している。
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「米国eHealthジャーナル」とは
米国や世界各地で刻々変化している、デジタルヘルスに関連する行政・産業・サービスの情報をまとめた、サブスクリプション型のオンライン情報誌です。「月間米国バイオビジネス」、「米国製薬業界週報」を発行するニューヨーク拠点のMSA Partners社と共同執筆し、隔週で発行しております。
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